レビュー基準


【WEB漫画レビュー】レビュー作品の選び方について
  自分が「面白い!」と思った作品をご紹介しています。個人的には、絵やストーリーや設定が面白そうでも、読者おいてけぼり感があったり、説明台詞や世界観説明が長かったり、誰のフキダシかわからなかったりして相対的に感情移入しずらいものは避けてしまうきらいがあります。読んだ作品がまだまだ少ないので、これからも面白い作品を探してさ迷いたいと思います。 
【WEB漫画レビュー】おすすめ度について
  おすすめ度 ★☆☆:個人的に面白い・好きだな~!と思った作品
おすすめ度 ★★☆:感動して泣きそうになったor爆笑した作品
おすすめ度 ★★★:このまんま商業誌で看板作品になりそうなレベル
 

2011年7月26日火曜日

グレーワールド

全編フルカラー。不思議な世界で、記憶を失った少女が自らの過去に挑む。
グレーワールド おすすめ度:★☆☆
サイト Amaitorte(アマイトルテ)
猫分儀スミレ様
形態 ストーリー漫画 作画 ペン入れ・フルカラー
ジャンル 現代ファンタジー+ファンタジー
主人公 ウェスティ(女/10代前半)内気で大人しい少女。
ヒロイン メリッサ(女/20代)アクティブで意志が強く、一途。ウェスティの親友。ウェスティを想う一念に泣けます。
他キャラ メリッサ(女/10代前半)ウェスティ付きの家臣。先の戦争で功績により「大戦の英雄」と呼ばれている。
脅威の全編フルカラー。完結しています。
世界名作劇場みたいな受け入れやすい絵柄とアタゴオル玉手箱的なメルヘンチックな世界観&キャラクターデザインですが、根底にある話はヘビーです。
ソフトに百合ですが、ソフトなので拒否反応のある人以外は全然大丈夫かと。

自殺を試みたウェスティ。
が、おかしな夢を見て、次に目覚めたときは客船の中。
彼女は記憶をすべて失い、自分の名前さえ忘れていました。
船を降りると港には彼女と同じ年頃の少女兵メリッサが迎えに来ており、ウェスティは彼女から、自分が「クネノマヤの国の王女」であることを知らされます。
平和なクネノマヤの国での暮らしに少しずつ慣れていくウェスティ。しかし、黒服の刺客や謎めいた夢が彼女を襲います。

ウェスティをとりまくクネノマヤの個性的な家臣たちが、味があって楽しいです。
対して、彼女が冒頭のような行動に出た理由であるヘビーな過去がその対極を成すように暗いです。
敵国アミトエナとの対決、そして何より「メリッサ」の一途さにグッときます。

あとエイプリルフールのログが凝ってて面白かった~!